やぶへび書庫

1.世界とヒト

人々が生きる世界の話

根という世界

「世界」は、巨大な木の根の上にあるのだという。比喩表現なのか、事実なのかは未だ解明されていない。

「この世界を形作る木は無色の者の庭で育まれ、白色の祖により守られている」 これは、世界で広く信じられている伝承や伝説のようなものだ。

無色の者と白色の祖

「無色の者は根を包む空気や風そのものであり、時に優しく時に厳しく根に生きるもの達を見守っている。白色の祖は根に言葉と色をもたらした。根の遥か上空にあるとされる幹の頂きに今も座しているという。白色の祖には白の従者と呼ばれる者たちがおり、祖の座す頂きを守護している。」

「ヒト」と「ヘビ」

人々は、祖のもたらした言葉を操り根の秩序を守るものを「ヒト」、それ以外を黒から生じ、薮に潜むもの「ヘビ」と呼んだ。ヘビは祖の言葉を操りながらもヒトを黒へと引きずり込む、排除すべき“害”である。

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